糖尿病は、血中に含まれる糖の量が増え、血管などを障害する病気です。血中の糖を細胞内に取り込む働きをしているのが、血糖値を調節するインスリンというホルモンです。糖尿病の患者さんは、このインスリンの効きが悪くなっています。
インスリンの働きと関連するのが、活性酸素です。活性酸素は、老化や病気の原因物質とされていますが、これが増えると、インスリンの効きが悪くなります。それが、糖尿病を発症させ、悪化させる要因となっているのです。
つまり、インスリンの効きをよくし、糖尿病を改善するためには、活性酸素を減らす必要があります。そのために有効なのが、トマトです。
トマトには、多くの有効成分が含まれていますが、なかでも重要なのが「リコピン」です。
リコピンには、強力な抗酸化作用があり、その効力は、ビタミンEの100倍以上ともいわれています。
糖尿病のかたの血液を調べると、血中のリコピン濃度が低い傾向があります。ですから、リコピンをたくさん摂取して活性酸素を消去し、インスリンの効きをよくすることが、病状の改善につながるのです。
また、リコピンは、アディポネクチンという「超善玉ホルモン」を増やすことが動物実験でわかっています。アディポネクチンが増えると、血糖値や血圧が下がったり、内臓脂肪が減ったりする効果があるのです。
リコピンを効率よく摂取するには、生のトマトより、トマトジュースのほうがお勧めです。
トマトジュースには、完熟した赤いトマトがふんだんに使われています。そのリコピン含有量は、市販の生トマトの約3倍にもなるのです。
また、リコピンは脂溶性で油に溶けやすい性質があります。オリーブオイルを加えて摂取すると、リコピンの吸収率が4.5倍にアップした、という研究があるらしい!
あと、加熱したトマトだと体内への吸収率も高まるみたい‼️
トマト食べなきゃ🍅(๑˃̵ᴗ˂̵)